思考環境のデトックス

ロットを上げて利益の出る売買ルールを繰り返すためには、
今までとは違う行動をしないといけない、居心地の悪い所に行かないといけません。
 
その時に僕たちは新しい何かを学んだり、新しい現実を作る時に
五感で目の前の現実を見るのではなく、過去の記憶によって捏造された見たいものだけを見ています。
 
今後それを振り払い、ロットを上げて利益の出る売買ルールという目標のためだけに
エネルギーを使えるように、消耗を抑えるために、思考環境のデトックスが必要です。
 
思考環境のデトックスをすることにより、今までの2、3倍の力が出て、
今までかかっていた時間の半分、3分の1で物事を達成できます。
 
何度も言うように、まずは引くことです。
 
 
〜脳に起きてること〜
・無意識に見ていなくても影響を受けている
・見えていなくても、実際には見えている(脳にはデータが入っている)
・無意識に入ってきたデータでさえ選択、選別をしている
 
 
それを踏まえて面白い実験がありました。
 
 
天気とチップの額の実験

天気が良いとチップの額が増えた

カジノでもやはり天気が良いとチップの額が増えたそうです。
 
面白いのが、天気が良いから意識してチップをあげようと思ったわけじゃなく、
無意識に気前が良くなって、少し多く払っても良いと言う意思決定をしたことです。
 
 
これを天気と株式投資の関係で実験した人がいて(63年間のデータ)
 
こちらも日差しが強いと曇りより明らかに上がっていたそうです。
これは、天気が良いと上がるだろうと予想する人が大勢いて売買判断をしていたと言うことです。
 
偶然と思うかもしれないが、他の国26カ国での実験でも同じような結果でした。
 
1年間快晴だった場合26%のプラス
1年間曇りだった場合9%のプラス
なんと16%の差がありました。
 
これで明らかになったのは、
僕たちと言うのは意識していなくても、これだけ外部環境や過去の記憶と関連づけて
意思決定をしてしまうと言うことです。
 
そしてもう一つ面白い実験が。
僕たちはご先祖さまが生き抜く時に、視覚情報というのを一番頼っていました。
食べ物とか生命の危機などのためにですね。
 
そこである実験をしました。
盲目の男性で実験をしたのですが、
その男性は脳卒中で倒れて視覚の部分が損傷し、目が見えなくなってしまいましたが、
脳の部分が損傷しただけで網膜やレンズの部分は一切損傷していませんでした。
 
実験の内容は、○や□が書かれたカードを当てると言う実験でした。
もちろん見えていないので当たる確率は50%。
 
次の実験では人の表情を読み取ると言う実験。
人の表情を読み取ると言うのは、生きていく上では欠かせない能力ですよね。
その実験ではなんと3人中2人の表情を当てたと言うのです。
 
そして次の実験では道端に空き缶やら障害物を散乱させて歩くと言う実験。
もし、踏んでしまったりしたら倒れて危険なわけです。(しかも目が見えないのだから余計に危険)
最初はこの実験に拒否反応を示したがやってみると、
障害物を踏んでしまったり、当たったりすることなく100%正確に歩くことができたそうです。
 
生命に関することでは全く目が見えないのに当ててしまうのです。
 
一人だけだとデータが足りないので他の人でもできないかと、
健常者の方でも同じような実験ができないかということで新しいやり方が開発されました。
 
それは、左右の目で違うものを見るというもの。
右目と、左目で違うものを見ると脳は右目、左目、右目、左目と切り替わってみるらしい。
そして人間は静止画より動いているものを追うので(動いているものの方が生命の危機に関係するため)
 
片目では動いているモザイクを見せて、
もう片方は静止画を見せると、静止画を人間は全く見ることができないという結果が出ました。
 
この実験でも多くの人が○は□を当てる確立は50%
そして生命に関わる、表情を当てたりするものは正解率が高かったです。
 
次に、その人たちに女性のヌードの写真を当てるゲームをさせたら、
なんと正解率が格段に上がった結果が出ました。
どういうことかというと、僕たちは自分の関心が何にあるかによって、
見ていなくても影響されるということです。
 
その男性たちの中でも女性のヌードの正解率が低かったのが、ゲイの人たちです。
 
これらの実験でトレードに当てはめてみると
2つ分かることがあります。
 
1 
僕たちは一見、関係なさそうな刺激や環境の変化で無意識に売買行動(意思決定)に影響されると言うこと。
 
先程いったように、天気によって気前が良くなりいつもより多く払っていいと思ってしまうこと。
そして、僕たちはヌードの写真やエッチな映像を見た後は意志力が下がることがわかっています。
また、生命の危機のニュース(戦争、テロ、殺人、災害)
を見ただけで短期的な衝動に走ってしまうと言うデータが出ています。
衝動的に食べたり、買ったり、ルールを破ってしまったり影響されます。
 
広告業界のテクニックで、あるロゴマークを店先や看板に付けると
売り上げが伸びると言う魔法のようなロゴマークがあります。
 
そのロゴマークとは、クレジットカード会社のロゴマークです。
 
クレジットカード会社のロゴマークがある=クレジットカードが使える
売り上げが増えるの当たり前と思うかもしれませんが、
 
クレジットカード会社のロゴマークがあると現金の売り上げも増えるのです。
これはマーケティングの関連からではなく、記憶の観点から見ると
クレジットカード会社のCMや広告(街中の看板、雑誌、電車の中の中吊り広告等)
では未来に借金してでも短期的欲求を満たしなさいと言うメッセージを流しています。
 
未来に困っても、今気持ち良いことをしてもいいぞーって言うメッセージなんです。
 
だから、お店にクレジットカード会社のロゴマークがあって、
無意識にでも目に入ってしまうと、
「過去のCMでは短期的な欲求満たして良いぞ」と思い出さなくても、
過去の記憶が、無意識(意識の55万倍)で連想して、無駄遣いをしてしまう仕組みです。
 
2
チャートを見る時に、意識的には見ていなくても無意識に見ているんです。
僕たちはチャートを見る時に何に関心を持っているのか、
どういう目的があるのかによって受け取る情報が変わってきます。
 
男性がポルノの写真の正解率が高かったように、
チャートを見る時に「稼ぎたい、早く稼ぎたい、月トータルでプラスになることは分かっているけど目の前のトレードでは絶対負けたくない稼ぎたい」という、目的やそこに関心が強かったら、チャンスではなくてもチャンスに見えてフライングエントリーやポジポジ病になってしまうと言うことです。
 
逆に、確実に行きたい、絶対に負けたくないと言う思いが強かったら、
少しの微妙な差が気になってしまい、エントリーしないと思います。
 
僕たちは自分で考えているようで、生命を脅かす遺伝子を拡大させるという
目的のために無意識に色んな機能を働かせ、最適な行動を取れるようデザインされています。
(逆に今の時代は剃ればマイナスに働く場合も多い)
 
 
そこでアプローチとアクションアイテム
このブログでは軽くしか触れませんが、
 
断捨離、トレードする環境を整える(何もない状態にする)やることリストを書き出す
トレードするにあたってのチェックリストを作る
 
いろいろありますが、詳しくはご連絡ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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